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2013年7月15日月曜日

小さな島の海の日

今日朝から浜掃除してて話を聞いたりしてちょっと考えたことを。


浜には自分たちが捨てたゴミじゃないものが大量に打ち上がってくる。
それは護岸工事をしているところにはゴミが溜まらず、
それらのゴミがまわりまわってなだらかな勾配のある浜に打ち上がってくる。

言ってしまえば島の人にとっては無縁のゴミのはず。
何の責任もないゴミ。

でもそこに住んでるから、
自分たちの浜だから、
自分たちの大好きな、誇りのある海の景観を守りたい、
ということでこうやって浜掃除をしてる。
僕もこの海から見える夕日や朝日、ここで子供達が楽しく遊ぶ光景が好きだからという気持ちがあるから参加させてもらった。

だけどこの前の神社の掃除の時にも書いたことだけど
ただでさえ高齢者の方が多く、エネルギーがあるわけではない。
しかも暑い中やるわけだ。最悪体調を崩す危険性もあるわけだ。

そうして浜に打ち上がるゴミの因果を考えると
島の自治会の範囲でやるべきことではなく
その地域の区分の行政がもっと広範囲の人を巻き込んでやらなくちゃいけないことだと思う。
地縁が残ってる今だからこそできることであって、自治会が機能しなくなった時代のことを考えるとそうしていかなくちゃいけない。
大きな町ではボランティアを募ったりというやり方がとられたりしてるだろうけど
小さな規模で、しかも離島だとどうするのと、なおざりにされがちな場所だからこそ見えるものがよくある。

海で安全に楽しむことができる裏にはそんな苦労もある。
それは世界中どこの浜でもそうなんだと思う。
今日浜の掃除をしてる中でルアーを見つけて「戦利品や!」って喜ぶおっちゃんもいるけどね^^
今日は海の日。あっつい夏を海で過ごす人も多いはず。海がもたらしてくれるいろんなものとどう向き合う?

2013年7月14日日曜日

牛島での一日から

昨日牛島という人口が13人になった島で織物などの作品を制作しながらゲストハウスを営む方のもとを訪れてきた。

決して小さい島というわけでもなく、
水脈が豊かで水田もあるような島が
経済成長の名のもとに置き去りにされてしまっている現状がそこにはあった。
人がいないからこその美しさや自然のたくましさはあるのだろうけど
もともとは廻船業で栄え、他の島よりも頭ひとつ抜けて豊かな島だったのに。
フェリーの定期便も減り、今は一日1、2本。

だけどそんな島にも自分の仕事を確立し、自分の生き方をつくるたくましい人がいた。
メディアに姿をさらすことなくほとんど口コミだけでゲストハウスを運営している方だ。
口コミだからこそ自分たちの打ち出すその場の魅力、ストーリーに惹きつけられる人が集まってきて、リピーターとなって、結果自分たちの世界を保つことができるのかなとも思う。

そんな海という大きな障壁があることで人が暮らしていくための生活の整備がそっちのけにされ置き去りにされてしまった島で自分で働き方・生き方をつくる者同士がネットワークをつくることができたら、
それが障壁ではなくブランドになり、そんな場でも生きていく、生活をつくっていく光を見出すことができるんじゃないかと思う。
少しずつ強く深いネットワークをつくっていけたら、と思う。

また行きたい、会いたい、つながっていきたい、そう感じ考えれた牛島での一日でした。


2013年7月10日水曜日

過疎地の未来

今朝近所の掃除をお手伝いさせてもらって考えたこと。
この島のような高齢化の進んだ過疎地では人手や力が足りていなかったり
新しい発想が生まれて来なかったりすることから起きる問題がたくさんある。

ひとつは例えば今日の掃除にしても昔はもっと人がいて頻度も多く手を入れることができていたけど
今は若い人もいなくなってるし年齢も高くなって思うように体を動かせなくなっている方ばかりになっていて
掃除はできて年に一回とかだから余計に一回の手間がかかって疲労感も大きくなる。
そうやって手の入れられない土地が増えていく。

そうなると例えば畑を利用しようにも何年も手を入れてないために
作物を育てる段階までもっていくのにすごい労働力、あるいは機械をいれたりと手間がものすごくかかる。

そうなると新しい人が入ってきて何かをしようとするときに最初からものすごいエネルギーが必要になる。

何が問題かというと本来利用価値のあるものが人によって手を入れられなくなっているために
利用できない状態になっていたり、改めて価値をもたせるために莫大なエネルギーが必要になるということ。
そこに人がいて手を入れることができて利用できる状態をキープすることができていたなら・・・

それは空き家にしてもそう。空き家もたくさんあるけど、中には人が出ていって何年も経つうちに木や雑草に侵食されて押しつぶされてしまっているものも何軒もある。

人が出ていってしまって一度さびれてしまった場所に活力を取り戻すというのはだからそんなことも含めて簡単なことじゃないんだなと改めて思う。負の連鎖がたくさん起きているから。

だけどそれだけ0に近い状態になったものを「ここをどうやって活かすか」とか「ここに人が来てこんなことが出来たら」とか考えてイメージすることっておもしろい。
何かを活かそうとする視点はきっとどこにいても大切なことだと思うし。
自分たちの発想や世界を形にしていける、自分たちのテリトリーが広がっていく、それって明るいことだと思う。
そうすると過疎地っていわれてるところはある意味での先端的な場所になっていけるポテンシャルをもっているとも思う。

決してネガティブな意味で島の現状を捉えているわけじゃなくて
島で生涯を貫いてここまで守り抜いてきた方々を誇りにも思うし
だからこうやって掃除の時とかには色んな事を教えてもらって、必死に頑張りますという姿をみせ続けたいなって思う。



2013年7月9日火曜日

社会人と学生の違い

「社会人と学生の違いは何だと思いますか?」
これは僕が就職活動をしていた頃に聞かれた質問。
その時に僕が答えたことは、
「学生には自由な発想ができて、自由に思いを抱くことができる。だけどそれを実現させるための現実的な方法を持てない。例えば事業にするためのお金とか。でも社会人にはそれができる。自分の思いを語るだけじゃなくて形にしていくことができる。それが社会人と学生の大きな違いだと思います。」

学生を終えて3ヶ月くらいが経ったけど、この考えは僕の中では変わらない。
そこにひとつ抜けてたのは社会的な責任かなーって思う。
今までは何かを受ける側、サービスやものを提供してもらう側にいたわけだけど、
これからは何かを提供する側、社会の中の誰かに対して自分の能力を提供する側に立つ。
そしてそれがこれからの社会をつくっていくことにつながる、それが社会に対する責任じゃないかと思う。
僕らがつくっていくもの、企業にしろ教育にしろ法律にしろ今度の選挙にしろ、それはこれからの社会を形作っていくひとつひとつの部品になっていく。小さくてもそれはそうなっていく。
だから今あるものを受け継ぐべきものもあれば、これからを考えてこうしたほうがいいんじゃないかというものもあるはず。

仕事や社会に関わることって社会に対して自分のもってるものをそれぞれの形で提供できるものだと思う。

責任っていうとネガティブに捉えがちだけど僕はポジティブにそう思う。

いろんなルールがある中だけど
そういうポジティブな責任に対する自覚をもつからこそ、
社会人として自分の思いを社会の中で具体的に形にしていく道筋が描けるんじゃないかと思う。

ふとそんなことを思う朝でした。

僕がほしいもの

最近なかなか自分の時間をつくれてなかったから
ちょっとぼーっとしようと思ってそうしてたら
ふと僕の手元にはまっすぐな歌詞の歌が多いなぁって思った。
クサいようなまっすぐな歌詞がつまった歌がいつも力をくれるんだと思った。
僕が欲しいものってそんなとこにあるんだなって思った。
すっごく単純に考えると僕が求め続けるものっていうのは
「生きてる」「活きてる」って感じれる瞬間で、
あつくなる、心が震えるような瞬間なんだと思う。

言葉だけを並べるとなんだか青臭くなっちゃうけど
それでも僕はそういうのが好きなんだ。
だからバンドが好きなんだ。漫画でもそういうセリフに弱いんだ。

それはちっちゃい頃から野球をやってたからなのかもしれないけど
野球をやっててチームメートがいて
みんなと声をあげたりとか本音でぶつかりあったりとかひたすら必死にやったりとか
そういう泥臭いのが好きなんだ。
でもそうやってあつくなるのは一緒にその時間その場を共有して共感できる誰かがいてくれるから。
決して一人じゃ味わえないもの。
誰かが言ってくれる言葉、誰かが見せてくれる姿、誰かが届けてくれる思い。

そうやってあつくなるのは学生のうちの学校の部活だけじゃないはずだ。
大人になったって、大人になったからこそのあつくなれる心が震えるような瞬間がつくれるんじゃないかと思う。
そんな相手が欲しいし、そんなつながりがつくれたらと思う。
別に体育会系がいいっていうわけじゃなくて、
今っていう時間、目の前にいる人、自分自身の思いに対して必死な姿とかかな。
人はすましてる姿じゃなくて一生懸命な姿に心を打たれるんだと思うから。
僕はそんなふうにずっとまっすぐでいたいって思うし
そうやってずっとまっすぐでいられたらどれだけ幸せなんだろうって思う。

結局は人がいて、その人とどんなつながりをつくっていけるか、
単純にいうとそれが何の混ざり気もない思いなんだろうな。

自分の日記に書いとけばいいようなすごく青臭いことを書いちゃったけど
僕がどんな人間かっていうのをまたひとつ知ってもらえたらなぁって思うし
みんなの毎日の活力に少しでもなったらなぁと思って、ね^^